平成29年4月16日(日)
4月例会「親子で学ぶ被災地の今!~絆をつなぐタイムカプセル」を開催しました。
米沢青年会議所では、東日本大震災以来宮城県亘理町の復興を支援し続けて参りました。しかし、時間の経過とともに震災の記憶は失われつつあり、風化しつつあるというのが現状ではないかと思われます。そこで、これまでの復興支援に加え、親子で被災地の現在を体感していただき、同じベクトルで想いを共有することを通じ、震災を忘れないことを目的とし、本事業を行いました。
本事業には、米沢市・川西町及び亘理町の小学校4年生から6年生とその保護者にご参加いただきました。事業当日、まずは米沢市・川西町の子どもたちとその保護者には、「やまもと語りべの会」の方から被災地の現状等についてのお話を頂き、その貴重な体験談を通じて、参加者全員が震災が身近で起きた現実の出来事であることを感じ取ることができました。その後、米沢市・川西町の子どもたちと、亘理町の子どもたちとの顔合わせを行い、共に米沢市・川西町の名物である芋煮を調理しました。昼食には作った芋煮と亘理町名物いちごを頬張り、みんなが素敵な笑顔になりました。最後に、それぞれの想いを未来に託すため、それを夢や希望を手紙や絵に込めて、タイムカプセルを埋めました。このタイムカプセルはちょうど10年後に開封します。その時は、今回の参加者全員にお集まりいただきたいと思います。今回参加した小学4年生は、10年度二十歳を迎えます。10年後再び集まった時には、今回の想い出をはじめそれぞれの成長を実感できることでしょう。
今回体験したことや震災復興について、米沢市・川西町の子どもたち、そしてその保護者のみなさんが自宅に戻って、同じベクトルで会話をすることで、親子で想いを共有することができ、震災の記憶の風化を防ぐことに繋がるはずです。委員長佐藤功児君をはじめとする心豊かな人づくり委員会のみなさま、心に残る事業を設営いただき大変お疲れさまでした。
そして、本事業の趣旨に共感し、ご参加いただいたみなさま、誠にありがとうございました。また10年後に同じ亘理の地でお会い出来ることを楽しみにしております。